管路調査
一般的な管路の調査を行うため直視と側視が可能なTVカメラを使用して作業を行います。
このTVカメラは直径800mmまでの管路に対応していて、地上のモニター車からの操作で自走しカメラヘッドを回転・角度操作をして撮影します。
地上のモニター車はTVカメラの操作を行うとともに異常箇所の発見・計測を行い、必要に応じてコメント入れ等を行います。
調査結果は最終的に調査報告書にまとめて提出します。
管径800mm以上では通常作業員が入り調査を行うことが基本ですが、作業員が調査を行うには、非常に負担がかかります。
弊社では管径800㎜以上は大口径用のカメラシステムを活用して調査にあたります。
管路状況にもよりますが、最大管径2000㎜程度までカメラで作業が可能です。
流域下水道などでは、マンホール間距離が非常に長く、1スパン1000m以上という管路も多くあります。
そのような管路では重量の非常に軽い光ファイバーケーブルを採用したカメラシステムを利用し調査にあたります。
サテライト調査は本管から取付管内にカメラを挿入し調査する調査方法です。
通常取付管調査は桝からカメラを本管に向かって調査していきますが、
桝不明の場合・桝蓋が開閉できなくなってしまっている状況では、
サテライト調査・不明管調査が調査を行える唯一の方法となります。
弊社採用のカメラシステムは、プッシュロッドで押し込む一般的な方法ではなく、
高圧洗浄車の水圧を利用し推進力を得て進んでいきます。
また、カメラ先端に搭載されているシザーと呼ばれるマジックハンドを利用することで、
段差などを乗り越えていくことができるシステムとなっています。
公共管路では圧送管路、民間管路では、排水管路など管路の状況や求められる調査内容によってさまざまな機器で調査を行います。
弊社で採用している超小口径カメラはヘッド径わずか34mmながら側視に対応しており、詳細な調査を行うことが出来ます。
管口カメラはスクリーニング調査の代表的な調査手法です。
地上からマンホール内にカメラを挿入し、管内の調査をします。
作業員がマンホール内に立ち入る必要がないため、事故発生要因が抑制され安全な調査を行う事ができます。
面的な範囲で管路の状態を簡易的に把握することが可能な調査方法です。
従来の工法と比べて1か所当たりの作業単価を抑えることが出来ます。
ノズル付きカメラは洗浄を行いながら同時に簡易な調査を行う方法です。
1スパン全てを直視カメラで確認していくので、管口カメラでは判定できなかった緊急的な異常や、
清掃業務での管路内の確認作業として使用することが可能です。
洗浄と同時に調査を行うことができるので費用面でも従来調査方法と比べ、大幅に安く調査することが可能です。
これからのアセットマネジメントに役立つ調査方法です。
画角の広いレンズで連続的に撮影した画像を展開図化します。
側視調査が不要になり、異常診断を室内で行うことが可能なため、日進量の大幅な向上が期待できます。
管径800mm以上の管路において作業員が管路内に立ち入り調査・劣化診断を行います。
劣化診断にはシュミットハンマーを使用した圧縮強度試験、フェノールフタレイン溶液を使用した中性化診断があります。
CLEVER SCANはマンホールの調査及びスキャンを目的とした全く新しいカメラ技術です。
コンパクトかつ軽量なデザインなので持ち運びが容易で設置時間は数分で完了します。
操作はすべて自動化されているので熟練の技術を要しません。
5つのHDカメラと照明システムにより、鮮明な画像・動画を生成します。
4つのレーザーを用いて3D分析用点群を生成、各種CADやさまざまなソフトウェアに出力・表示できます。
簡易な操作で素早く調査できるので日当たり施工量の増加が見込めます。
当社では上記の調査以外にも様々な調査業務に対応が可能です。
・誤接続調査 (送煙・音響・染料等各種試験)
・流量調査
・汚泥深・土砂深調査
・マンホール調査
このページにない調査業務についてもお気軽に問い合わせください。