管路修繕
更生工事前の管路内には様々なものが存在します。
木の根、飲食店から流れ込んだ油によって固まったグリース、管内に流れ込む水によって作られる石灰乳など、更生工事を行う管路だからこそ、障害物がたくさんあるのです。
どのような状況でも工事が行えるよう、最新のロボット機器や、特殊ノズル、超高圧洗浄などの方法を用いて、管路内を工事が行える状態に仕上げます。
パッカー工法…注入工法。小口径管路に適用。
本管管径800mm未満に適用。
修繕対象箇所に注入装置をセットし、両端部のパッカー部をエアー圧で膨張させた後、地上に配備した注入機械より調合された止水材を注入します。
注入中は注入圧力・テレビカメラによる状況監視を行います。
Y字管工法…注入工法。大口径管路・人孔に適用。
本管管径800mm以上に適用。
不良箇所を斫(はつ)り、管外周部の空洞箇所にY字型の注入パイプを使用して2液を注入し硬化させます。
Vカット工法…コーキング工法。
本管直径800mm以上に適用。
マンホール・管内の目地やクラックをV字に斫り、急結セメントで止水・補修をします。